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婦人科系疾患の鍼灸治療

鍼灸は、婦人科系疾患に対して体質改善や症状緩和を目的とした補完的な治療法として広く用いられています。東洋医学では「気・血・水」のバランスや「冷え」「瘀血(おけつ)=血行不良」などが婦人科系の不調に関与するとされ、これらを整えることで症状の改善が期待されます。

鍼灸の効果メカニズム

鍼灸治療によって期待できる効果は以下の通りです。

  • 自律神経の調整(交感神経・副交感神経のバランス)
  • ホルモン分泌の正常化
  • 血流促進による代謝改善
  • 免疫機能の活性化

主な適応疾患

  • 月経不順・月経困難症:自律神経とホルモンのバランスを整え、月経周期を正常化。
  • PMS(月経前症候群):イライラ、むくみ、頭痛などの不調を軽減。
  • 不妊症:子宮・卵巣への血流改善、ホルモン調整により妊娠しやすい体づくりをサポート。
  • 逆子:特定のツボを使用し、胎児の自然回転を促す。
  • 更年期障害:のぼせ、ほてり、冷え、不眠などの症状を緩和。
  • 子宮筋腫・子宮内膜症:瘀血(おけつ)改善により、痛みや過多月経の緩和が期待されます。

施術を受ける際の注意点

  • 妊娠中・重度の基礎疾患がある方は医師と相談を。
  • 体質や症状によって効果には個人差があります。
  • 通院頻度の目安:週1〜2回、3ヶ月以上の継続が推奨されます。

婦人科系の不調に悩む方へ、薬に頼らず自然に身体を整える選択肢として、鍼灸治療は注目されています。まずは専門の鍼灸師にご相談ください。

子宝鍼灸治療

「不妊治療のために産婦人科に通っていますが、なかなか妊娠できなくて困っています。」

当院は、岩手県内で不妊鍼灸治療(子宝鍼灸治療)を行っている数少ない治療院の一つです。鍼灸治療により、月経周期や基礎体温を安定させて、妊娠しやすい体内環境を整えることができます。産婦人科や病院などの医療機関を受診しても改善が見られなかった方は、当院まで気軽にお問い合わせください。

不妊鍼灸とは?

不妊鍼灸とは、妊娠を希望する方に対して、体質改善・自律神経調整・血流促進などを目的に鍼や灸を用いて行う施術です。東洋医学では「気・血・水」の流れを整え、体内環境を整えることで妊娠力を高めるとされます。

主な効果・目的
1. 子宮・卵巣の血流改善
  • 鍼灸で骨盤内の血流が良くなると、子宮内膜が厚くなりやすい卵胞の育ちが安定するといった効果が期待されます。

2. 自律神経・ホルモンバランスの調整
  • 不妊の一因にストレスや睡眠不足、冷えが関係しているケースが多く、鍼灸は副交感神経優位に導き、ホルモン分泌を整える助けになります。

3. 着床環境の最適化
  • 子宮環境を整えることで着床しやすくなり、体外受精・人工授精との併用にも効果的とする研究もあります。

    施術の流れ
    1. 初回カウンセリング
    2. 月経周期・基礎体温・生活習慣・西洋医学での治療歴などを確認。

    3. 体質診断とツボ選定
    4. 東洋医学的視点で気血の状態や臓腑のバランスを確認。

    5. 鍼や灸の施術
    6. 下腹部や腰、手足などにある不妊に関係するツボにアプローチ。

    7. ※定期通院(週1~2回)

    8. 排卵周期に合わせて通院することが多く、3ヶ月以上の継続が推奨されるケースが多いです。

    対象となる方
      • 妊娠を希望するが、なかなか授からない方
      • 体外受精・人工授精を控えている方(併用目的)
      • 月経不順・無排卵・冷え性・PMS(月経前症候群)などがある方
    注意点・留意事項
    • 即効性はなく、継続的な通院が必要です。
    • 医師による西洋医学的な不妊治療との併用が望ましいとされています。
    • 鍼灸師は、国家資格を持ち経験豊富な施術者が担当します。
    • 妊娠後は安定期まで控えるべきツボもあるため、民間療法には注意しましょう。
      不妊鍼灸治療のまとめ

      不妊鍼灸は、心身のバランスを整え、妊娠しやすい身体をつくるサポートとして、多くの方に選ばれています。特に体外受精などの治療前後に併用することで、着床率や妊娠率を高める研究報告もあります。ただし個人差があるため、専門の鍼灸院や医療機関と連携しながら、長期的な視点で取り組むことが大切です。

      逆子鍼灸治療

      「逆子体操をしても逆子が治りません。このままだと帝王切開することになりそうです。」

      当院では、お灸による逆子治療を行っています。妊娠28~30週から治療を開始すると効果的です。人によって個人差はありますが、患者さんの中には初回の施術で効果が出る方もいらっしゃいます。血行が良くなる「至陰(しいん)」と冷えを改善する「三陰交(さんいんこう)」というツボにお灸をすえることで体質が改善され、逆子が発生する原因の一つである身体の冷えを防ぎます。

      逆子鍼灸とは

      逆子鍼灸(さかごしんきゅう)とは、妊娠中に「逆子」と診断された妊婦に対して、鍼(はり)やお灸(きゅう)で胎児の自然な回転(頭位)を促すことを目的とした東洋医学のアプローチです。特に安定期以降(妊娠28週~34週頃)に行われることが多く、近年では助産師や産婦人科医からの紹介で受ける妊婦も増えています。

      逆子とは?

      正常な胎位は「頭位(とうい)」と呼ばれ、赤ちゃんの頭が下を向いた状態です。一方、お尻や足が下になっている状態を「逆子(骨盤位・臀位)」と呼び、分娩時にリスクが高まるため、帝王切開の適応になるケースも多くなります。

      鍼灸で逆子が治る理由(東洋医学的視点)

      東洋医学では、逆子は「冷え」や「気血の滞り」「自律神経の乱れ」などが原因とされます。鍼灸によって体内のバランスを整え、子宮の緊張をゆるめたり、胎児の動きを促したりすることで、自然に頭位へと回転しやすくなると考えられています。

       代表的なツボと施術
      至陰(しいん)
      • 足の小指の外側にあるツボ(足の小指の爪の横)です。お灸を用いることで胎児の回転を促します。

      三陰交(さんいんこう)
      • 内くるぶしの上、脚の内側にあるツボです。血流改善、子宮・卵巣の働きを整えます。

      施術方法
      • 患者さんのお体の状態によりますが、鍼やお灸を使用し、施術いたします。

      • ※ 週1〜2回ペースでの通院がおすすめです。

      • 逆子鍼灸の効果

        • 妊娠28〜32週頃の施術が最も成功率が高いとされています。
        • 統計的には5〜8割程度で頭位に戻るという報告もあります(※個人差あり)。
        • 帝王切開回避の可能性が上がるため、逆子鍼灸をおすすめします。
      注意点
        • 妊娠37週以降では胎児が大きくなり、戻る確率が低くなります。
        • 子宮筋腫、羊水過多・過少、胎盤異常などのハイリスク妊娠では適応外のこともあります。
        • 必ず産婦人科医の許可を得てから受けることが望ましいです。

      逆子鍼灸治療のまとめ

      逆子鍼灸は、母体の血流や自律神経を整え、胎児が自然に回転しやすい環境をつくる東洋医学的な方法です。副作用も少なく、早期の段階であれば有効な選択肢の一つとして注目されています。ただし、必ず医師の診断と連携し、安全を最優先に考えて行うことが大切です。

      美容腰鍼灸施術

      美容腰鍼灸とは

      美容腰鍼灸とは、ウエストラインと骨盤の美しさを整える東洋医学的アプローチです。腰部を中心に鍼灸を施し、オイルマッサージを併用することで、ウエストやヒップラインの引き締め・骨盤の歪み改善・冷えやむくみの解消が期待できます。単に「腰痛を改善する鍼灸」とは異なり、美容面での変化や健康的な体づくりを重視した、東洋医学と美容理論が融合した施術が特長です。

      なぜ「腰」へのアプローチが美容につながるのか?

      腰回りは、骨盤・子宮・腸・腎臓など重要な臓器の周辺であり、「代謝」「ホルモン分泌」「体液循環」に深く関わる部位です。また、東洋医学では「腎は生命力の源」「骨盤は“気”と“血”の中枢」とされ、内臓機能や女性ホルモンの調整にも直結するエリアと考えられています。 そのため、腰への鍼灸刺激によって以下のような効果が期待されます:

      • 内臓の機能改善(腎・肝・脾・子宮など)
      • 骨盤周囲の筋肉バランスの調整
      •  冷え・むくみ・便秘などの改善
      • ホルモンバランスの正常化
      • 自律神経の安定による全身の代謝活性化

      主な美容効果と治療目的

       1. ウエストラインの引き締め

      腰部や下腹部の筋肉に鍼刺激を与えることで、深層筋(インナーマッスル)にアプローチ。筋緊張のバランスを整えると同時に、代謝が活性化され、自然と脂肪燃焼を促進します。特に「反り腰」や「骨盤の開き」がある方は、正しい位置へと導くことで見た目にも変化が現れやすくなります。

      2. ヒップアップと骨盤調整

      臀部(お尻)の筋肉や骨盤周囲の経絡に刺激を与えることで、骨盤底筋や中臀筋の緩みを改善し、たるみを持ち上げる効果が期待できます。また、左右差がある骨盤の歪みを整えることで、姿勢が良くなり、自然とヒップラインも整います。

      3. 冷え・むくみ・下半身太りの改善

      特に女性に多い「下半身の冷え」は、血流・リンパの循環不良やホルモンバランスの乱れによって起こります。鍼灸では、腎兪・大腸兪・次髎などのツボに温熱刺激や鍼刺激を加えることで血流を促進し、余分な水分や老廃物の排出をサポートします。

      4. 生理痛やPMS(月経前症候群)の緩和

      腰部への鍼灸刺激は、骨盤内の血流を促し、子宮周囲の緊張を緩和する効果もあります。とくに「命門」「関元」「中極」などのツボを活用することで、月経痛の緩和・ホルモンの乱れによる自律神経の不調に対応できる点が、美容目的だけでなく女性の健康維持にもつながります。

      美容腰鍼灸の特徴と他施術との違い

      一般的な美容鍼(顔)との違いは、美容の根本(内臓・血流・代謝)に働きかける点です。顔の美しさは、実は「姿勢」「骨盤のゆがみ」「腸の状態」によっても大きく左右されるため、美容腰鍼灸は身体の内側から整える美容法ともいえるでしょう。 また、整体やエステなどではアプローチできない「経絡(気の流れ)」や「ツボ」を用いることで、身体全体のめぐりを整え、自然治癒力を引き出すのも鍼灸ならではの強みです。

      施術頻度と効果の目安

      • 施術時間:90~120分(初回はカウンセリング込み)
      • 頻度の目安:週1回〜2週間に1回のペースがおすすめです。
      • 効果の目安:3〜5回目以降から体感、10回でラインや姿勢に変化を実感する方も多いです。

      定期的な施術により、「腰から全身を美しく整える」ことが可能になります。

      美容腰施術のまとめ

      美容腰鍼灸は、単なる腰部の施術にとどまらず、骨盤・姿勢・内臓・女性ホルモンのバランスを同時に整える総合的な美容鍼灸です。慢性的な冷えやむくみ、骨盤の開き、ヒップやウエストラインのたるみに悩む方にとって、根本改善をめざす施術として注目されています。 薬や外科的アプローチに頼らず、「本来の美しさを内側から引き出す」ナチュラルケアとして、女性の心と身体に寄り添う治療法です。ご興味がございましたらお気軽にスタッフまでお声掛けください。

      美髪鍼灸施術

      鍼灸による髪質改善治療とは?

      鍼灸は、東洋医学の視点から体の内側に働きかけ、発毛促進(薄毛の予防)・髪の毛のハリやツヤの回復を目指す自然療法です。単なる頭皮の刺激だけではなく、ホルモンバランスや血流、自律神経の調整を通じて、全身の状態を整えることが特徴です。

      髪と東洋医学の関係

      東洋医学では、髪の毛は「血(けつ)の余り」と考えられています。つまり、血液の質や量、そして体全体の巡りが髪の健康を左右するということです。 また、以下の臓腑と密接に関係するとされています:

      • 腎(じん):生命力やホルモンの源。加齢やストレスにより腎が弱ると抜け毛が増える。
      • 肝(かん):血を蓄え、情緒や自律神経を司る。肝の不調は円形脱毛などに関与。
      • 脾(ひ):食べ物からの栄養吸収に関与。脾が弱ると髪に栄養が届きにくくなる。
      鍼灸による主な効果
      頭皮の血流促進

      鍼を頭皮に刺すことで、毛根周辺の血流が改善され、毛母細胞の働きが活性化。髪の成長環境を整えます。

      ホルモンバランスの調整

      耳や手足のツボを刺激することで、自律神経やホルモン分泌を整え、脱毛の原因となる体の乱れに対応します。

      ストレスの緩和

      鍼灸には副交感神経を優位にする作用があり、円形脱毛やストレス性の脱毛に効果が期待されます。

      髪質改善

      血流が良くなり、髪に必要な栄養が届きやすくなることで、コシ・ツヤ・ハリが戻ってくるという声も多くあります。

      こんな方におすすめです

      • 薄毛や抜け毛に悩んでいるが、薬に頼りたくない方
      • 髪が細く、コシ・ツヤがなくなってきたと感じる方
      • ストレスや疲労で円形脱毛が出やすい方
      • FAGA治療と併用して、体質から改善したい方

      美髪鍼のまとめ

      鍼灸による薄毛・髪質改善治療は、体の内側から髪の健康を取り戻す自然なアプローチです。頭皮だけでなく、自律神経やホルモン、血流を整えることで、根本から「育てる力」を引き出します。 副作用もほとんどなく、体質改善をしながら美しい髪を取り戻したい方に最適です。まずは当院のスタッフへお気軽にご相談ください。

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