こんにちは
本日の症例ブログは腰の痛みについてです。
朝起きあがり動作で腰を痛められた30代女性が来院されました。
先日登山をされていて、その影響が大きいようです。手の緊張と首の緊張も強く頭痛が出ています。
細かな手作業の多い仕事の影響もあるようです。
特に反る動作がきつく膝を曲げて体を反らす代償動作が見られます。
※登山で気にかかる身体の負担は登りの背負った荷物の重量を支えながらの前傾姿勢と降りの体重を支えながらの脚や膝の負担です。
不安定な足場で捻挫をされる方も多いです。登山でのけがは大事につながることもありますので要注意です。
日帰り登山だったようですが全身の疲労が残っているようで硬さと圧痛が見られます特に左の殿筋と太もも裏の筋に硬さが出ていました。当然頸部の緊張も強く頭痛が出るのも納得の硬さでした。
触診、問診、動診にて
①登山の疲労で脚から頸部まで全体的な緊張がある(軽いむくみ)。
②急な起き上がり動作で大腿裏が更に緊張したこと。
③日常積み重なった腕の疲労。(頭頚移行部の硬さ)
④殿筋上部、ハムストリングス中央、ふくらはぎ内側、の硬結(TP)
以上を踏まえ施術行いました。
うつ伏せになっていただき筋のつながりを利用して殿筋と太ももを緩めていきます。
アナトミートレインで言う浅後線:スーパーフィシャルバックライン(SBL) です。
田口は足底の反射や脊椎際に出る筋反射に関係するこのSBLにとても注目しています。
様々な施術の可能性を感じます。
腰椎の緊張も同時に取れていきます。両側行いバランスを取ります。この方は殿筋とハムストの緊張を緩めると動作時の痛みが半減されました。
次に腕を緩めます。手仕事の繰り返しなので手掌を確認し骨間筋と母指球筋を緩めます。
その流れで腕橈骨筋と三角筋を緩め頸部の緊張が取れてきます。
最後に頸椎に直接触れ施術終了です。
腰部の痛みペインスケールで10→3へ軽減しました。
登山などの長時間の姿勢負荷で腰部に痛みの出た方、繰り返しの手作業で頭痛のする方。
クラール鍼灸整骨院では筋膜リリース、鍼治療などを用いて辛さの改善に努めております。
姿勢指導が効果を発揮する方もいらっしゃいます。
※症例報告の内容については個別性がある事を考慮してお読みください。
全ての痛みが同じような経過をたどるわけではありません。
当院では、患者様それぞれの症状に対し、様々な治療法を用い、お辛さの改善のお手伝いをさせていただいております。
お身体の痛み・歪み等のお悩み、美容のお悩みなどございましたら、お気軽にご相談くださいませ
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