こんにちは
本日の症例ブログは、上がらない肩、肘を曲げ腕を後ろに引いた時の肩の痛みです。
30代の女性、自営のお仕事をされていて体を酷使されています。朝早くから夜遅くまで働かれているそうです。長く(2か月間)痛みを我慢して生活されていました。何もしていなくてもジクジク痛みがあります。夜寝るときも姿勢によって強く痛みがあります。仰向けになれないそうです。痛む腕を上に下横寝だと痛みが和らぐようでした。気が付くこと考えられることは腕の重量を支えるだけで痛みが出ていることです。姿勢を観ると肩が下がり前に出ている強い猫背姿勢です。
※猫背姿勢は腕の位置が身体の前に行くために常に腕の重さが肩関節にかかります。なので特に何もしていないのに腕が緊張している方がいらっしゃいます。
前回書きましたように肩の痛みだけではなく身体の痛みは早ければ早いほど治りも良くなります。今回の方は我慢して耐えきれなくなってからの来院でした。痛む肩以外の様々なところに痛みや硬さがあり治療に時間がかかることが予想されます。
触診、問診、動診にて
①肘を曲げた状態での動作に痛みが強いこと(腕の過度な使用がいたみの原因)
②頸部、胸筋部、右横隔膜、右腰方形筋、上腕2頭筋、腕橈骨筋、三角筋前部に硬結(TP)
③長時間の立ち仕事よる前傾姿勢
以上を踏まえ施術行いました。
横向きになっていただき上腕2頭筋と腕橈骨筋を押さえ肘を後ろに引いてもらいますと肩の痛みが軽減します。何度か動作を繰り返し自分でストレッチをかけてもらいます。腕を緩めれば肩が楽になることを自覚していただきます。どこが悪さをしているか自分でわかってくると仕事や生活での負担を自分で減らせます。痛みの原因を自覚するのがとても大事です。斜角筋と頸椎の起立筋を緩めていきます。強い痛みと硬さがあります。側胸部の圧迫を加えると頸部が緩みます。猫背の方は胸郭の緊張も強い傾向があります。頸部のリリースに時間をかけて今日の施術終了です。治療後の痛みは軽減しますが痛みの戻りがあると思われます。ある程度の期間を設けて治していきましょうとお伝えしました。
腕を引くと肩が強く痛む方、腕の使い過ぎに覚えのある方、我慢せずにいらしてください。
クラール鍼灸整骨院では筋膜リリース、鍼治療など様々な症状に対し適切な治療法を用いて辛さの改善に努めております。
姿勢指導が効果を発揮する方もいらっしゃいます。メンテナンスも必要です。
※症例報告の内容については個別性がある事を考慮してお読みください。全ての痛みが同じような経過をたどるわけではありません。
当院では、患者様それぞれの症状に対し、様々な治療法を用い、お辛さの改善のお手伝いをさせていただいております。
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