こんにちは
本日の症例ブログは肩の痛みについてです。
手を使う軽作業をされている年配の女性が仕事の後に右腕が強い痛みで上がらなくなり来院されました。
外転60度で痛みが出て背中に腕が回りません。よく言う結帯動作不能です。生活に支障が出るレベルでした。
三角筋部、肩甲骨周囲筋、肘部内外側付着筋、手掌に強く圧痛があり姿勢も前傾みで右に倒れています。
右の腹斜筋を押しながら腕を挙げると可動域が広がります。身体側面の筋膜ライン(ラテラルライン)に短縮があるようです。
下腹部右の押圧でも痛みと可動域の変化があります。深前線(ディープフロントライン)の問題です。
以前のブログでも書きましたが田口は様々な外傷も含め身体の損傷と痛みは全身症状だと理解しています。
理由は痛みの出ている一点だけが損傷して痛みになる事は考えづらいからです。
筋、関節、内臓疲労、血行やリンパの循環不良、気持ちの落ち込み(腰の痛みにはメンタルが顕著に表れます)がそれぞれ筋膜ラインに緊張を与え最終的に身体の痛みとなります。
脳に注目すれば心(脳)と身体は同じとか心身一如とか言いますよね。
触診、問診、動診にて
①右側面と身体前面右の筋膜ラインの短縮-右肩の動きを阻害しています。
②三角筋部、肩甲骨周囲筋、肘部内外側付着筋、手掌の筋硬結TP。
③仕事での継続する右腕の負荷
以上を踏まえ施術行いました。
結果から書きますとこの方日常生活の不自由がなくなり可動域が元通りに戻るまで半年近くかかりました。五十肩の治療は時間がかかります。
施術での注目点として大胸筋と小胸筋のリリースが痛みを減らしたこと。
骨盤底と横隔膜のリリースで痛みがとりきれたことです。週に一回の通院でした。
痛みで肩が上がらない方。手を酷使する作業をされている方で肩の痛みが出ている方。自分で体を緩める方法を知りたい方。
クラール鍼灸整骨院では筋膜リリース、鍼治療などを用いて辛さの改善に努めております。
姿勢指導が効果を発揮する方もいらっしゃいます。
※症例報告の内容については個別性がある事を考慮してお読みください。
全ての痛みが同じような経過をたどるわけではありません。
当院では、患者様それぞれの症状に対し、様々な治療法を用い、お辛さの改善のお手伝いをさせていただいております。
お身体の痛み・歪み等のお悩み、美容のお悩みなどございましたら、お気軽にご相談くださいませm(_ _)m
頭痛・肩こりや腰痛などの慢性症状、ぎっくり腰などの急性症状、交通事故によるむちうち症、視力回復サポート・眼精疲労回復、美容鍼・逆子治療・不妊治療・更年期障害等、お体のお悩みは何でも♪盛岡市のクラール鍼灸整骨院へ