こんにちは
本日の症例ブログは肩の痛みについてです。
力仕事をされている男性が休みの日に球技を行い肩を痛め来院されました。
ボールを投げようと肩を引く瞬間に痛みが出ます。肩関節の外旋という動きです。
腱板損傷の既往もありました。
野球、バスケットボール、バレー、ハンドボール、ゴルフ、球技にもさまざまありますが共通するのは体の片側の酷使です。
非対称の動きが多いと表現します。スイングもスローイングもほぼ片側で行います。
基本的に球技は体のゆがみを作りやすいのです。歪んだ状態で体を動かしケガをします。
逆にゆがみを作りにくいスポーツはヨガ、太極拳、ウォーキング、ゆっくりと重力に対して自分の体をコントロールする点が体幹の強さを作り歪みを防ぎます。あとは水泳です水泳は背泳ぎがおすすめです。
腕を後ろに回して水をかく動きはそれだけで歪みの矯正になります。歪みを作った動きの反対の動きをするのも効果的です右投げのダルビッシュ投手の左投げ練習など有名ですね。
学生の頃にケガをして治りきらず。大人になってから痛みに苦しまれる方も多く見てきました。
いろいろな事情があるのは分かりますが痛めたその時に治しきることが鉄則です。
触診、問診、動診にて
①右側を偏って使用していたことによるゆがみ
②握る動作の繰り返しによる手掌の緊張
③前部腱板損傷の既往(肩甲下筋)
以上を踏まえ施術行いました。
立位にて母指球を押圧しながら肘関節屈曲で肩外旋を繰り返します。少しずつ可動域が広がっていきます。手掌の緊張が肩の可動域を制限している例です。そのまま広背筋も追加で押圧し外旋を繰り返します。内側のアームラインが短縮していることがわかります。そのまま3軸での調整を行っていきます。前傾、右側屈、右回旋がこの方の機能姿勢(楽な姿勢)でした。深呼吸と手の握り動作を繰り返します。その後外旋動作を自動でやっていただきます。左右の肩外旋動作が同程度の可動域に戻り痛み消失しました。
次回は自分でできる調整運動をお教えすることを伝え施術終了しました。
球技をしていて肩腰に痛みが出た方、若いころに運動で体を痛め最近になって痛みが出てきた方。自分で体を緩める方法を知りたい方。
クラール鍼灸整骨院では筋膜リリース、鍼治療などを用いて辛さの改善に努めております。
姿勢指導が効果を発揮する方もいらっしゃいます。
※症例報告の内容については個別性がある事を考慮してお読みください。
全ての痛みが同じような経過をたどるわけではありません。
当院では、患者様それぞれの症状に対し、様々な治療法を用い、お辛さの改善のお手伝いをさせていただいております。
お身体の痛み・歪み等のお悩み、美容のお悩みなどございましたら、お気軽にご相談くださいませm(_ _)m
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