こんにちは
本日の症例ブログは肩から上腕の中央部の痛みについてです。
60代女性、重たい買い物袋を腕にかけていて上腕と肩に痛みが発生しました。一晩寝たら治るだろうと思っていたら痛みが引かないので来院されたそうです。
手を酷使する作業の日常的に行っているようです。物を取ろうと手を前に伸ばすと違和感と痛みが上腕の中央側面に発生します。いわゆる五十肩の初期症状にも見えました。
※五十肩は違和感と少しの痛みから始まります。三角筋の痛みと上腕中央部の痛みは特に怪しいです。腕は何と使えるために放置します。すると突然肩が上がらなくなり痛みが激しくなっていきます。肩を動かす筋はなんと17個です。連動して動いているので一か所の筋がトラブルを起こしても突然動かなくなることはありません。トラブルを起こす順番は様々なパターンが見られます。例えば最初は手のひらの筋、次に肘の筋そして三角筋や小円筋と可動域が落ちていきそれから肩が上がらなくなります。なので肩が上がらなくなった時点ですでに多くの筋がトラブルを起こしています。治療のスタートが早ければ早いほど治りも早いのでおかしいと感じたら早めの来院をお勧めします。腕の不快感がサインです。
参考までに①僧帽筋②三角筋③広背筋④上腕三頭筋⑤前鋸筋⑥棘上筋⑦棘下筋⑧肩甲下筋⑨小円筋⑩大円筋⑪肩甲挙筋⑫上腕二頭筋⑬大菱形筋⑭小菱形筋⑮烏口腕筋⑯小胸筋⑰肩甲舌骨筋
触診、問診、動診にて
①前腕から手掌までの筋緊張
②三角筋付着部、上腕2頭筋、前鋸筋の硬結(TP)
③前傾姿勢(猫背)肩甲骨の可動域低下
④殿筋から側胸部の短縮
以上を踏まえ施術行いました。
最初は座位でアームラインのリリース行いました。腕橈骨筋と手の甲の骨間筋を押圧し前方の物を取る動きを繰り返します。少しずつ痛みの軽減があります。次に三角筋の前後から圧迫と小円筋や前鋸筋の圧迫をしながら腕を挙げていただきます。筋の緊張にも方向があり楽な方向へ誘導するように更に腕を動かします。最初の痛みから半分程度に痛みが軽減した時点でわき腹から肋骨脇のリリースを行います。前鋸筋を緩めながら身体の側面を伸ばしていきます。腕は前後左右前左右捻じり等自由に動きます逆に言えば身体の前後左右左右捻じりの土台になる筋膜ラインに影響を与えます。脇を伸ばして今日の施術は終了です。腕の使いずぎが日常生活である方なので痛みがぶり返す前の来院を指導いたしました。
腕を多用して肩や上腕部に鋭い痛みが出た方、物を肘に掛けて運んでいて肩に痛みが出た方
クラール鍼灸整骨院では筋膜リリース、鍼治療などを用いて辛さの改善に努めております。
姿勢指導が効果を発揮する方もいらっしゃいます。
※症例報告の内容については個別性がある事を考慮してお読みください。
全ての痛みが同じような経過をたどるわけではありません。
当院では、患者様それぞれの症状に対し、様々な治療法を用い、お辛さの改善のお手伝いをさせていただいております。
お身体の痛み・歪み等のお悩み、美容のお悩みなどございましたら、お気軽にご相談くださいませ(^^)/
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