こんにちは
本日の症例ブログは上腕部の痛み、立ち上がりで腰が強く痛む症状についてです。
60代女性、床からの立ち上がり動作で腰部下部から臀部にかけて強い痛みが発生し来院されました。
安静痛があり後屈動作痛が特にひどく他の動きにも痛みがありました。お話しを聞くと座椅子生活で床に直接座る生活をされていました。横座りは腰に悪いから避けていましたが膝を寄せて両足をモモの外側に置くいわゆる女の子座りを普段されているようです。お孫さんの面倒をみていて抱っこで腕を使うことから特に支える右腕上腕部は張りと痛みが強くあります。前に常に荷重され支える腰部に疲労がたまっていたと言われます。
触診、問診、動診にて
①上腕内外側アームラインの緊張、短縮(抱っこにより)
②上腕2頭筋、肘部内外側に付着する伸筋屈筋、大胸筋、烏口突起部の硬結(TP)
③直座りにより殿筋、内転筋の緊張
④運動不足及び前方荷重負荷により前傾姿勢(猫背)
⑤右下肋骨部の緊張
以上を踏まえ施術行いました。
はじめに疼痛部位の上腕下部2頭筋と肘部内外側筋付着部を押圧し腕の痛みを緩和していきます。腕は動かさず頸部を3軸で動かしていきます。痛みが強い場合に近くの関節、この場合は頸部を動かすことで痛みを取る方法です。
※やり方はシンプルで痛む部位とその痛みが和らぐライン上の筋を押圧し近くの関節を動かすというものです。シンプルなのですが様々応用が考えれます。可能性のある手技だと思っています。
上腕部の痛みが軽くなったところで腰部の施術へ移ります。横向きになっていただき内転筋を緩めます。膝を曲げ踵を持ち上げ内転筋を緩めてから押圧します。内転筋は腰痛の軽減にとても有効な筋なのですが痛みが鋭く出ます。姿勢で緩める手技が有効です。続いて内転筋と対応する座骨結節付着部を緩めます。内転筋と同じく痛みが強く出る場所です。ハムストリングス筋を使い痛みを取っていきます。仰向けになっていただき肋骨部の緊張を確認し今日の施術終了です。横隔膜の緊張とその下部の痛みが見られ次回の来院時に触れる事になりました。立ち上がりの腰部の痛み半減しました。
子供の抱っこで腕の痛みが出ている方。直座りで腰部の痛みを繰り返す方。
クラール鍼灸整骨院では筋膜リリース、鍼治療などを用いて辛さの改善に努めております。
姿勢指導が効果を発揮する方もいらっしゃいます。
※症例報告の内容については個別性がある事を考慮してお読みください。
全ての痛みが同じような経過をたどるわけではありません。
当院では、患者様それぞれの症状に対し、様々な治療法を用い、お辛さの改善のお手伝いをさせていただいております。
お身体の痛み・歪み等のお悩み、美容のお悩みなどございましたら、お気軽にご相談くださいませ(^^)/
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