こんにちは
本日の症例ブログは腰の痛みについてです。
20代男性、左足首を怪我した後に右の腰が痛むと来院されました。
左足はほぼ完治しており歩行にも問題はありません。
痛みがあった数週間の間に左足を庇っていたために右半身に負担がかかり右腰に痛みが出たようです。左ふくらはぎと右太もも裏にも硬さがあります。
※ケガをした場所を庇う動作を代償動作といいます。痛い場所を使わないようにする動作のことで痛みのある時間が長いほど庇う範囲が広がっていきます。左足が痛むので右足荷重になり右足が疲労する。両足で支えていた体重を右足だけで支えるために姿勢がゆがむ等々。
触診、問診、動診にて
①左足首を庇う代償動作で左足ふくらはぎと右太もも裏の緊張
②姿勢変化により右腰方形筋部の緊張(若干の右側屈姿勢)
③運動による全身疲労
以上を踏まえ施術行いました。
硬さの強く出ているふくらはぎから施術します。後脛骨筋部と足底を同時に押圧し硬さを取っていきます。膝裏と足底で後脛骨筋を緩めた後に立っていただき再度動きをみます、前屈左側屈に制限があります。右大腿裏の筋ハムストリングス中央部を掴み更に右三角筋部を押圧しながら同じ動作をしてもらいます。少しずつ太もも裏が緩んでいき前屈側屈制限がなくなっていきます。7回から8回の動作で施術終了です。
※ケガが治っても痛みを避けるために代償した筋や関節は酷使されたままです。そして代償動作の癖をたださないと痛みが取れないことが良くあります。
ケガが治った後に他の場所に痛みが出た方。けがは治ったのだけれど身体のゆがみを感じる方。
クラール鍼灸整骨院では筋膜リリース、鍼治療などを用いて辛さの改善に努めております。
姿勢指導が効果を発揮する方もいらっしゃいます。
※症例報告の内容については個別性がある事を考慮してお読みください。
全ての痛みが同じような経過をたどるわけではありません。
当院では、患者様それぞれの症状に対し、様々な治療法を用い、お辛さの改善のお手伝いをさせていただいております。
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