こんにちは
本日の症例ブログは首と肩の痛みについてです。
50代女性、首の寝違えで来院されました。
後屈可動域が減少し終着点で鋭く痛みます。「ズキンッ!!」と本人は表現されていました。寝違えは繰り返されておりいつもなら時間がたてば治るのが今回は良くならないと言われていました。
ばね指の既往があり同側の腕に緊張があり握る動作に強い痛みが見られます。
※ばね指は腱鞘炎の一種です。指を曲げ伸ばしするときに動かしづらさがあり伸ばし切ろうとすると突然カクンと伸びます。曲げるときも一緒で曲げ切ろうとすると突然カクンと曲がります。疲労や使いすぎで指を曲げる腱や腱が通っている腱鞘(トンネル)がはれて穴が狭まり動きづらくなりおこります。
今回は首の寝違えが主訴ですが腕の張りやばね指が寝違えの原因になっていることも考えられます。
触診、問診、動診にて
①頸胸移行部際の筋硬結
②胸筋から手掌までアームラインの緊張
③猫背姿勢
④全身疲労
以上を踏まえ施術行いました。
座位で三角筋と肩上部を押圧しながら動いていただき後屈の痛みを取っていきます。広背筋と肩上部でも行います。骨盤の前傾を加えながら更に後屈を行います。骨盤の後傾で首が伸ばせない方良くいます。
痛みが軽くなったところで脊椎の回旋調整行います。右回旋でゆるみがあるので頸椎から捻じれを取っていきます。何度か行った時点で軽いクリック音がして腕が楽になった感じがすると言われました。
腰椎まで緩め施術終了です。
後日来院され、ばね指の症状が軽くなっていることを報告いただきました。
背骨のねじれで腕が辛くなっていたようです。頸部の痛みも半分以下に軽減していましたのでねじれにより頸部から腕のラインが伸ばされ緊張していたことが推測できます。
※骨盤から脊椎を中心にした身体の動きのアンバランスが痛みの原因になっていることがあります。前後屈、左右側屈、左右回旋の3種類のです。もともとの身体の作りが左右対称になっていないことと片方が縮むと他方が伸ばされることが要点になっています。
頸部の寝違えを繰り返している方、腕や手にばね指などの症状があり頸部の痛みのある方。
クラール鍼灸整骨院では筋膜リリース、鍼治療などを用いて辛さの改善に努めております。
姿勢指導が効果を発揮する方もいらっしゃいます。
※症例報告の内容については個別性がある事を考慮してお読みください。
全ての痛みが同じような経過をたどるわけではありません。
当院では、患者様それぞれの症状に対し、様々な治療法を用い、お辛さの改善のお手伝いをさせていただいております。
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